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咬合再構成

見落とされている咬み合わせの重要性

今日、歯科の2大疾患とは虫歯と歯周病といわれ、これらに付随する様々な症状の訴え、中には抜歯に至る様な歯科的問題を抱えた患者が毎日歯科医院に来院しています。

勿論、虫歯と歯周病が日本の歯科疾患の大多数を占めることは事実ですが、その他に咬み合わせに問題のある患者さんも無数に存在し、特別な治療を行わないで放置している人の割合も非常に多く存在します。

咬み合わせの問題には程度の差があり、比較的簡単な治療だけで治る症例から全顎的に咬み合わせを最適化する「咬合再構成治療」が必要な複雑で治療困難な場合まで様々な状態が存在します。

治療に着手する時期が遅れると、より重篤で治療困難な状態にまで発展してしまう場合もあるため、気になったら早めに(当院以外でも)信頼のおける専門医による正確な診査・診断をお受けになることをお勧めします。

咬合再構成が必要となる人の症状は?

歯髄炎や急性の歯周炎等のように“激しい痛みがある”など、はっきりした自覚症状がないことが多く、

  • 上手く食事を咀嚼できない
  • 咬む位置がずれる
  • どこで咬んだらよいかわからない
  • なんとなく咬み合わせると違和感がある
  • 顎関節に痛みや違和感を感じる
  • 夜間歯ぎしり
  • くいしばりをしている
  • 歯がすり減ってとがってきた

など、不定愁訴である場合が多いです。

咬合とは?

成人は上下に通常28本の歯が存在し、上下顎に14本ずつの歯がかみしめた時や咬み合わせて左右・前後にずらした時に接触します。(狭義には)この上下の歯の接触関係を「咬合」(咬み合わせ)と呼びます。

また、それぞれの歯は上・下顎骨に歯根が植立し、その歯冠の咬合面、前歯の切端が直接擦れあうことだけでなく、開閉運動など、非常に複雑な動きを伴う下顎の運動全体を(広義の)「咬合」と捉える考え方も存在します。

とにかく「咬合」の重要性とは、歯科医にしか理解できないことかもしれません。しかしながら、治療上もっとも重要なテーマであります。

顎位とは?

顎位(下顎位)とは、咬合の問題を扱う上で最も重要な要素です。

顎位とは、上下顎の3次元的な位置関係であり、一般的には上下の歯が噛みしめたときの基本的位置関係を中心咬合位と呼び、これが様々な原因で不安定、またはバランスがくるっている患者さんがこの世に多く存在します。

しかしながら、全国的に見ても、患者固有の最も適正な顎位を決定し、理想的な治療を行うことのできる歯科医(専門医)は非常に少ないです。

咬合高径とは?

咬合高径とは、適正に咬み合わせた時の上下顎の垂直的距離のことであり、これも咬合異常を診断するうえで重要な3要素の一つです。

長年、当院では「顎顔面包括歯科治療」という独自のコンセプトを、日本の歯科界に対しセミナーを通じて普及活動を行ってきました。現段階では、まだこの様な咬合理論を十分活用して咬合治療を行う歯科医は全国的にも少なく、咬合異常の患者を正確に診断し、積極的に治療を行う歯科医の割合が残念ながら非常に少ないのが現状です。

重症患者の場合、確かに複雑で治療難易度の高い総合治療が必要になる場合が多く、中には局所でなく、全顎的に高度で専門的な歯科治療が要求され、患者さんにも時間的、経済的な負担をお願いしなければならない場合が生じることがあります。

それは、我々専門家もそれなりに専門的知識と技術、時間と経費が要求される場合があるからであり、また患者さんにとっても十分得られる成果が大きく、その治療を受ける価値が十分あると考えます。

咬合に異常があると、どのような問題が起こるのか?

咬合異常にも様々な種類と、レベルが存在し簡単に説明することはできません。例えば、なんとなく咀嚼時に違和感があるという不明確な症状から、

  • 特定の歯が咬むと痛みを感じる
  • 歯がすり減る
  • 特定の歯が割れてしまう
  • かぶせ物がすぐ外れる
  • 顎関節症が憎悪する
  • 夜間睡眠中の歯ぎしりやくいしばりが増大する
  • 口が十分開かなくなる
  • 最終的に顔貌が変形してしまう

等の様々な症状に発展することがあり、重症に移行すると治療困難で、最も重大な治療対象となってしまいます。

咬合再構成にはどんな治療が必要か?

分析及び診断により段階的に治療レベルの選択が必要となります。

最もシンプルな治療では、ほんの一部の上下の歯の接触が強いだけで問題が生じている場合、「咬合調整」と呼ばれる専門的知識に基づく歯の部分的削合だけで問題が解決できる場合もあります。

歯の位置異常、歯並び、咬み合わせ異常の場合では、歯列矯正治療を行います。

すでに抜歯され咬合支持欠如(咬む歯がない)場合には、インプラント治療や義歯(入れ歯)治療を併用したり、クラウン-ブリッジを用いて歯の位置・形態を変更し、下顎位・咬合高径・咬合平面を理想的に再構築する「咬合再構成治療」を応用しなければならないこともあります。

外科的・矯正学的・補綴学的専門技術を包括的に組み合わせて総合治療を行う「包括的歯科治療」を行わなければならないこともあり得えます。

とにかく、少しでも咬合異常の問題を自覚する方は、一度専門医による診断とカウンセリングだけでもお受けいただくことが肝心であると考えます。そのうえで、患者自身がインフォームド・チョイスによる治療法の選択を検討していただく流れとなってきます。

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