こんにちは!さぶり歯科です!
皆さんは、咬合病をご存知ですか?
咬合病とは、「咬み合わせ」が悪いことを言います。
患者様が歯科医院を受診する理由は、虫歯や歯周病がある場合だけとお考えの方が大部分であると思われます。
しかし、当医院で総合的な検査をすると、「咬み合わせが悪い」という問題を抱える患者様が非常に多いのが現状です。
「咬み合わせ」とは上下の歯の接触関係と言う事ができますが、もともとすべての歯が均等に接触し、整合性のとれた美しい上下歯列と、理想的な噛み合わせの人はむしろ稀です。
また、咬み合わせが悪いにもかかわらず、異常を自覚していない人がほとんどです。
「咬み合わせ異常」を「咬合病」と呼ぶことができます。これは、程度問題でありますが、不良な咬合関係を放置すると、下顎の位置がずれてしまい、顎関節の位置も変化し、夜間睡眠中に咀嚼筋という筋肉が異常に緊張するため、様々な歯科的問題が発生します。
「咬合病」により引き起こされる様々な歯科的問題とは、単に食事中に咀嚼しにくいだけでなく、「咬耗(コウモウ)」という歯がすり減る現象、夜間睡眠中の「歯ぎしり」や「くいしばり」、それにより歯が割れてしまったり、歯並びが移動して乱れてしまいます。
また、「顎関節症」を発症し、肩こりや片頭痛、口を開いた際に関節がコリコリ音を発症する、口が開かなくなる等、さらに進行すると顎の骨(骨格)までが変形して顔の輪郭までが曲がってしまう事も引き起ります。
咬合治療の専門医は、様々な審査と診断から予防と治療方針を正確に計画して説明し、より適切な治療ができる、歯科医全体の中でも少数派の専門家です。
専門医による咬合治療とは
1 咬合調整
噛み合わせの高い部分を削ったり、部分的に足して均等の接触関係を構築する。
2 スプリント療法
マウスピースの様な装置を作成して、夜間に装着する。
3 矯正治療
審美目的だけでなく、機能的に正しい咬み合わせを作り出す矯正治療
4 クラウン・ブリッジによる咬合関係適正化
5 咬合再構成治療
顎のずれを修正し、全額的にすべての歯の咬合関係を理想的に構築
特に咬合治療は、歯科治療の中でも非常に専門性が要求され難しい場合が多く、知識と技術が不足した歯科医による治療では、状況が一層悪くなってしまう場合も認められます。
顎関節症の治療はいろんな種類があり、一人ひとり患者様に合った治療をすることが大切です。治療内容もより精密なものが求められます。精密な治療をするために顎関節症の方には精密検査受けていただいています。
精密検査は、顎関節の異常だけでなく虫歯や歯周病の有無など口腔内全体的に異常がないか総合診断をすることができます。口腔内が気になる方はぜひ受けることをお勧めします。
当医院では、無料カウンセリングもございますのでご気軽にご相談ください。→0522211777