こんにちは!
皆さまはソケットプリザベーションという言葉を聞いたことがありますか?
今回は、インプラント治療をするときや、審美補綴治療(ブリッジ)をするときに大切なソケットプリザベーションについてお話しします。
歯周病や虫歯など何らかの理由で抜歯の診断を受けた歯があります。
インプラントをするにあたってその歯をまず抜かなければなりません。
抜歯をすると、歯があった場所に「穴」があいてしまいます。
抜歯をした周りの骨は、傷口が治るにつれてその周囲の骨が吸収してしまい、痩せて薄くなってしまいます。肉眼で見るとそこだけ凹んだ状態になってしまいます。
欠損補綴をインプラントにする場合、インプラントを埋入したいところに十分に骨がないと、インプラントは埋入することはできません。また、インプラント埋入後もどうしても骨は、吸収してしまうため、骨を足して、十分な骨を獲得し、凹みを防がなければなりません。
ブリッジの場合、骨が少なく凹んだ部分が大きいと、ポンティック(ダミーの歯)を大きくしないといけません。
ポンティックが大きくなると、被せ物と歯肉の境目のラインが他の歯と合わなくなり、見た目が悪くなります。
骨量を十分に確保するためには、骨が痩せて薄くなる前に処置しておく方が負担は少なくてすみます。
当医院では、骨がなくなるのを防ぐために抜いたすぐその抜歯窩に骨補填剤を入れます。
ソケットプリザベーションとは、骨の吸収を防止するために、抜歯をしたその時に、抜歯窩に人工骨や骨補填材などを抜歯窩に入れて、骨の吸収を抑え凹みを予防する治療法のことを言います。
ソケットプリザベーションの術式は以下の通りになります。
①残せなくなった歯を丁寧に抜歯します。
②抜歯窩を清掃します。
③抜歯窩に人工骨や骨補填剤を挿入します。
④吸収性のコラーゲン製の膜を縫い合わせます。
⑤骨が出来てくるまでだいたい3か月待ちます。
骨補填剤を充填する際に当医院ではミノマイシンも一緒に充填しています。ミノマイシンはテトラサイクリン系の抗生物質で細菌のタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑える働きがあります。抜歯窩に入れることによって細菌に感染することなく治癒できます。
骨補填剤は、顆粒状のものを扱っています。
顆粒状のものは血液の供給がしやすく、その結果骨も作り易くなるという特徴もあります。
骨が出来てくるまで大体3ヶ月かかります。3ヶ月後十分に骨が出来ているかレントゲンやCTで確認してから、インプラントの埋入手術やブリッジの型どりを行っていきます。
当医院では、「ここで治療をしてよかった」と満足してもらえるように質や治療法にこだわりを持って治療をしています。
また、院長は今まで数々の症例をこなしているので、きっと患者様のご希望にそえる治療ができるとおもいます。
インプラント治療をお考えの方、他院で抜歯診断を受けた方は、まず無料カウンセリングにお越しください
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