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2023年4月21日

歯根端切除術(APICO)


何度か根の治療をやっても歯茎から膿が出るのを繰り返したり・・・

根の治療だけでは症状が改善しないケースもあります。

その場合、抜歯の覚悟しなければならないこともあります。

ですがその前に外科処置を行うことで歯を残せる場合があります。

その外科処置のひとつが歯根端切除術です。

歯根端切除術とは

歯根の先端に問題がある場合に、膿の袋などの病巣を含む歯根の先端ごと切り取る治療法です。

さらにこの時に根の先から薬をつめる逆根管充填を行うことで成功率が大幅に上がります。

治療の流れ

1.麻酔の注射をします。

2.歯根の先の歯茎を切開し、必要に応じて顎の骨を削ります。

3.歯根の先端部分1~2ミリを切断し、歯根周囲の病巣と共に摘出します。

4.残った歯根の切断面に歯科専用の材料(MTAセメント)で蓋をします。(逆根管充填)

5.病巣があったところは骨がなくなっているので骨を作る骨補填材を入れます。

5.骨補填材が動かないようにコラーゲンの膜で覆います。

5.切開した歯茎を糸で縫います。

さぶり歯科では逆根管形成専用の超音波チップで、切断面の根管の窩洞形成をします。

チップにはダイヤモンドをコーティングしてあるため、根管の象牙質削去やガッタパーチャポイント除去がし易く、象牙質の亀裂を防止できます。

  • MTAセメントとは?

歯の成分に含まれるカルシウム(二酸化ビスマス・ケイ酸二カルシウム・ケイ酸三カルシウム・アルミン酸カルシウム・石膏)を主成分とした歯科用セメントです。殺菌効果が非常に高く、虫歯の不活性化をはじめ、神経の保護や根管の内部を埋める根管充填など、様々な処置で使用されています。

炎症の再発を抑えるためには、根管内部の無菌化としっかりと根管を封鎖する事が重要となるため、MTAセメントを使用して、歯根部の封鎖を行います。MTAセメントは親水性が高いため、水分が多少ある環境下でも的確な処置が可能な上に、殺菌効果も優れていますので根管内の滅菌にも効果的です。

MTAセメント

☆痛みについて☆

術中は麻酔が効いているため痛みはありません

しかし、歯茎を切開したり、骨を削ったりするため、術後は痛みが出てくることがあります。

腫れが大きく出ることもありますので、処方された抗生剤は決められたようにきちんと飲む必要があります。

☆適応☆

  1. 根の治療で治らない大きな根尖病巣がある場合
  2. 歯根の形態が原因で根の治療がきちんと行えない場合
  3. 根の治療が必要だが、土台を外すことで根が割れてしまう恐れがある場合
  4. 根の治療が必要だが、過去の根の治療の影響で根の治療がきちんとできない場合
  5. 歯が強い衝撃を受けて根の先端部分が折れてしまった場合

さぶり歯科では精密根管治療の無料カウンセリングを行ってます

以下のような悩みをお持ちの方は、まずは、“無料カウンセリング”を受診してください。

*現在通っている歯科医院で「この歯は抜きましょう」と言われた方

*今後、1 本でも多く自分の歯を残したいと思われている方

*現在、根管治療中だが、なかなか痛みがなくならない、腫れが引かないという方

*治療に興味があるが、治療期間や費用が気になる方

*より高度で専門的な治療を受けたい方

*一度根管治療をしたが再発した方

上記のようなお悩みをお持ちの方、精密根管治療に興味がある方に“無料カウンセリング”を行っています。また、精密根管治療をするしないに関わらず受診が可能です。

当院は、完全予約制となっています。
予約は、電話、または、メールでお受けすることが可能です。

メールでのご予約はこちらからhttps://www.excellent-dental.com/appointment.htm

お電話でのご予約は、052-221-1777まで

2023年4月21日

サイナスリフト(上顎洞挙上術)


こんにちは!

当医院では、「インプラントをするのに十分な骨がなくインプラントが埋入できない」と他院で診断された方がよくいらっしゃいます。

歯周病や外傷で骨が痩せてしまった場合には、インプラントを埋入できる骨量が少ない場合インプラントを埋入することができません。

当医院では治療を行う前の診査・診断をしっかりできるようにまず精密検査を行っています。

レントゲンだけでなく保険医ではなかなか導入されていない歯科用CTなどを駆使して精密に診断していきます。

痩せてしまった顎の骨や歯周組織をいかに増大させて、インプラント治療の適応性を拡大させ、元の健康で美しい形態に回復させるかにあります。

最新の医療技術として、以下のような方法で骨を再生させることが可能になってきました。

〈骨増大術〉

1 GBR法

2 骨移植術

3 サイナスリフト(上顎洞拳上術)

4 矯正的骨増大術

5 仮骨延長術

今回は3つ目のサイナスリフト(上顎洞拳上術)についてお話しします。

サイナスリフトは、上顎にインプラントを埋入する際に骨が足りない場合や、骨が薄くインプラントの固定が難しい場合に行われます。骨移植のみ行われる場合と骨移植とインプラント埋入を同時に行う場合があります。

術式

1 インプラントを埋入する予定の歯肉を切開、剥離します。上顎骨の側面を露出させます。

2 上顎骨の側面に穴を開けます。この穴をラテラルウィンドーと言います。

3 ラテラルウィンドーを開けると上顎洞粘膜が露出します。この粘膜がシュナイダー膜といいます。

シュナイダー膜は、上顎洞(耳鼻科の言い方では副鼻腔)と骨の間にある粘膜があり、この粘膜を傷つけたり、破れてしまうと出血や感染してしまう可能性が大変高くなります。シュナイダー膜を傷つけないように大体厚さ1~3ミリの骨を丁寧に削り歯槽骨とシュナイダー膜とを剝がしていきます。

4 インプラントのフィクスチャー(ネジ部)を埋入していきます。

穴の中に見える白い膜がシュナイダー膜です。

5 スペースができたところに骨補填材を充填していきます。

6 骨補填材が動かないようにコラーゲンの膜をかぶせます。

7 縫合します。

フィクスチャーと骨が結合するのにおよそ半年ほどかかるので、それまでは、手術したところはむやみにさわらず骨ができてくるまで待ちます。

〈手術後の注意事項〉

手術後数日間は傷口から出血しやすいです。また、副鼻腔を触っているので鼻血が出る可能性があります。鼻血が出た場合、鼻はかまずにそっと血をふき取ってください。

骨を触っている手術なので術後顎や頬お口の周りが腫れやすいです。また内出血がでますが、1~2週間で収まっていくのでそのまま様子を見てください。

手術したところはしばらくは歯磨きを避けてください。手術していないところは通常通りきれいに歯磨きをしてください。手術したところはうがい薬が出ますのでうがいできれいにしてあげてください。

治療を希望される方は専門医と十分に相談することが大事です。

サイナスリフトなどの新しい技術を用いることにより、ほとんどの患者様がインプラント治療を受けられるようになり、見た目も美しい人工の歯と歯肉を作り、患者様の最高のスマイルを創造することを目指しています。

世の中にはたくさんの種類のインプラントがあり、その治療法も様々です。

当医院のインプラントは、素材からこだわり、ベストな治療ができるよう努めています。

インプラントをお考えの方はまずカウンセリングでお待ちしています。

メールでのご予約はこちらから→https://www.excellent-dental.com/appointment.htm