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2022年11月15日

顎関節症とは


◎顎関節症とは??

最近話題となっている病気の一つに、顎関節症という病気があります。

若い女性を中心に、年々増加傾向にあるといわれています。

これは、虫歯・歯周病に次いで第三の歯科疾患と呼ばれる、歯科領域で扱われる

病気で、両耳の1cmほど手前にある、あごの関節部分に下記の症状が現れることです。

*顎関節症の3症候*

①関節の痛み

②雑音(「コリコリ」と音がする)

③開口障害(口が大きく開けられない)

時にめまいや耳鳴り、片頭痛や首筋や方が凝るといった一見歯科とは無関係の症状が

現れ、放置するとなかなか元に戻らない恐ろしい病気と言えます。

◎顎関節症の仕組み

人の下顎骨は、両耳の前にある顎関節により、吊り下げられたような関係に

なっており、顎関節は関節頭関節窩、その間に挟まれるお皿のような

関節円盤というものにより構成されています。

これらに様々な筋肉が付着されていて、口を開けたり閉じたりできる仕組みになっています。

人の顎は、解剖的にはたくさんある関節の中でも、最も複雑な構造の関節と言えます。

それは、膝や肘の関節は蝶番運動しかないのに対し、両耳の前にある左右の顎関節が、

食事をしている時に、回転運動だけでなく、前後に滑走運動もするので、最も複雑な構造をしていると言えます。

また、複雑なため壊れやすいとも言えます。

上の図のように一度、関節頭が損傷している状態になってしまうと、

放置しても一向に良くなることはありません。

その際は、何とかこれ以上悪化しないように治療を計画しなければなりません。

◎顎関節症の原因

・精神的なもの(ストレス)

・嚙み合わせ(咬合)の不調和など

~例えば~

一本の虫歯治療をして、かぶせ物を入れたら、ほんの少し咬合が

高かったために、上下のあごの位置関係がずれて、急に症状が現れることもあります。

また、長年、慢性的にひどい肩こりがあったのが、歯のかみ合わせ治療をしたら、

急にスッキリした。という場合もあります。

咬合に不調歯があると、簡単に下顎骨の位置関係が狂い、

顎関節に付着している筋肉が緊張して、まず筋縮が起こります。

筋肉は、首から肩、背中から腰と連動しているので、顎関節症では

肩こりや腰痛など様々な症状が出るのです。

◎治療方法

具体的には、バイトプレーンというプラスチック製のマウスピースのような装置を

利用して下顎の位置のずれを治します。

通常、数回調整しながら、これを使用すると痛みなどの症状が

消退し、またこれにより咬合由来の顎関節症なのかの確定診断ができます。

そのうえで、

①咬合調整:直接口の中で歯を削って噛み合わせを合わせる

②修復治療:冠やブリッジにより、大掛かりに上下の噛み合わせを修正する

③矯正治療:歯の位置を移動して治療する

その他、①②③を組み合わせた治療を行います。

◎早めに診断を

歯科治療の中でも、歯の噛み合わせを理想的に整える治療を

オーラルリハビリテーション(咬合の再構成)と言います。

上下の噛み合わせが悪いと顎関節症の原因になったり効率よく食事がかめなくなってしまうことがあります。

特に虫歯で痛みもないと、歯医者に行く機会がないかもしれませんが、

自覚症状もなく気にしていない人も、専門医が咬合診断をすると、

噛み合わせに異常を発見することが頻繁にあります。

歯の健康、あるいは身体全体の健康のためにも、

1年に一度は歯科の定期検診を受けて、虫歯だけでなく、

歯周病の検査、及び咬合の診断をお受けになることを是非おすすめします。

顎関節症の有無と程度を診断するためには検査を複数組み合わせることによって確定診断できるため、正確な診断と治療法を決定するためには精密検査が必要になります。

何か顎の痛みや音など気になることがあれば、

お気軽にご相談ください♪

さぶり歯科

052-221-1777

2022年11月4日

インプラントってどんなものがいいの?


こんにちは

前回、インプラントついてお話しました。インプラント自体いろんなメーカーがあり、固定の方法も違います。

当医院で扱っているインプラントをもっと詳しく知ってもらうために、今回は、扱っているメーカー、どんな素材を使っているかなど詳しくお伝えしていきます。

インプラントは世界では100種類以上日本でも30種類以上が流通しています。

メーカーによって規格、素材、部品、術式などが異なります。

患者様からすると

『どこのインプラントを選べばいいの?』

『何が違うか素人にはわからないし…』

『通院中の歯医者さんが取り扱っているメーカーしか選べないし…』

などといったお声が上がってきそうです。

結論からお伝えしますと

インプラント治療が成功し長期的にお口の中で機能するには

手術を行う歯科医師の十分な知識と技術そして経験

           

信頼できるインプラントメーカー

を選ぶ必要があります。

基本的にそれぞれの医院で使用するインプラントは歯科医の判断となります。

国内に出回っているインプラントの中には残念ながら品質や安全性で十分な臨床研究がなされておらず科学的根拠が得られていないインプラントが多数存在しています。

そのため患者様ご自身でも自身の口腔内に埋入されるインプラントがどのようなものかを確認しておくことをお勧め致します。

安心してインプラント治療を受けるためカウンセリングの際に、使用するインプラントメーカー名や特徴を尋ねてみてください。

日本のインプラント治療では、主に厚生労働省で認可されたインプラントが使用されています。

なかでも信頼あるインプラントメーカーとして世界中のインプラントドクターから支持されているのが次の4社です。
・ストローマン社
・ノーベルバイオケア社
・ジンマーバイオメット社
・アストラティック社

この4社はいずれもメーカーも10年以上の長期的な臨床実績があり、科学的根拠に裏付けられた高品質で安全性の高い製品を提供しているため世界の歯科医師から信頼を得ているのです。

当院では開業当初よりジンマーバイオメット社のインプラントを使用しております。
世界中で利用されているインプラントシステムであれば、患者様が転勤や引っ越しで通院している当院を離れる場合でも、お引越し先の地域で同じメーカーを取り扱う歯医者さんを見つけだすことができるでしょう。

つまり、患者様は転居先でもこれまでと同様の治療やメンテナンスを継続できるということです。世界シェアの高いインプラントシステムを選択するということは「世界中の歯科医院で治療を受けられる」という安心感を得られるということにつながるのかもしれません。


続いてインプラントの種類について詳しくお伝えします。

インプラントは別名人工歯根ともよばれますがその人工的な歯根になる部分を歯科用語でフィクスチャーと呼びます。

フィクスチャーの種類には

純チタン チタン合金 チタンニッケル合金 酸化アルミニウムなどがあります。

それぞれの特徴は次の通りです。

●純チタン ➡ 高い強度性があり耐腐食性にも優れている

金属アレルギーの心配がほぼない

多くのインプラントで使用されている

骨と強く結合する

●チタン合金 ➡ 純チタンと同様に骨との結合性が高い。

●チタンニッケル合金 ➡ 純チタンと比較して結合性は劣る。

形状記憶の特性がある。

●酸化アルミニウム ➡ 骨とインプラントの結合が起こらないため現在は使用されていない。

当院で使用するインプラントは勿論純チタンを採用しております。

形状の種類も大きく4つにわけることができます。

●スクリュータイプ ➡ 一般的にはネジの様な形状のスクリュータイプが主流となっています。

埋め込むための穴が小さくて済む、噛む力が骨に伝わりやすいというメリットから、最も多く選択されています。

また骨と接する面積が大きく初期固定が得やすいと言われています。

●シリンダータイプ ➡ 螺旋(らせん)の付いていないネジのような見た目。

スクリュータイプに比べると初期固定が弱いですが、埋め込みが簡単というメリットがあります。

●バスケットタイプ ➡ 外見はスクリュータイプに似ていますが、中は中空で側面にも複数の穴が空いており、空洞になっているのが特徴です。
この穴があることでインプラントの中まで骨が入り込めるため、骨との接触面積が広くなり高い結合力を持っています。
ただし、空洞部分にしっかりと骨ができるように埋め入れる技術が必要で、その中に骨ができなかった場合は、強度が弱くなってインプラント体が折れてしまうおそれがあります。

●ブレードタイプ ➡ 少し前まで多く使われていたタイプです。
板状で幅が狭く細いので比較的骨幅の狭い部分に用いることが可能です。 現在主流のスクリュータイプに比べてインプラント本体の一部に力が集中しやすく、破損や骨吸収(骨が分解・破壊されて減少していくこと)が起こりやすく、現在ではあまり使用されていないタイプです。

当院はスクリュータイプのインプラントを使用しております。

表面の処理の種類

インプラントの表面処理は、ブラスト処理・酸処理・酸化処理・機械研磨処理の4つの方法で処理され、多くのインプラントはこれらを組み合わせています。
ブラスト処理は、鋳造物内面の酸化膜を除去し、粗面に加工することで骨との結合力を向上させる目的で行われる方法です。
酸処理は、ブラスト処理で発生したブラスト材を洗浄する目的などで活用されています。
酸化処理は、チタン表面に酸化チタンを付与することで表面に凹凸が作られています。
機械研磨処理は、表面が滑らかで多くの部分が骨に接触するように処理されています。

インプラント体の表面にハイドロキシアパタイトコーティングをおこなっているメーカーあります。骨にインプラントを埋入後、早期に骨結合をしますが、感染に弱いといわれています。

当院のインプラントはブラスト処理とw酸処理が行われており近代的なハイブリット表面を形成しているフィクスチャーを使用しております。

このようにインプラントメーカーによってフィクスチャーなどの種類 形状 仕上げは様々なのです。

もし今後インプラント治療を行う方はご自身の口の中にどのようなものが埋入されるのかをお調べいただくと安心安全なインプラント治療がおこなえるでしょう。

当院でもインプラント相談を行っております。

ぜひお気軽にお問合せ下さい。

さぶり歯科

052-221-1777https://www.excellent-dental.com/appointment.htm

2022年11月3日

欠損補綴について


皆さんこんにちは!

さぶり歯科では、インプラント治療をご希望する方が数多くいらっしゃいます。

「前医院で抜歯といわれた。」「義歯にはしたくない」などの理由でインプラントを希望する方は多いです。

世の中に欠損補綴と言って、歯が無いところに被せ物を入れる方法は以下の3つです。

  • 義歯
  • ブリッジ
  • インプラント

があります。

 一般論として、3つのメリット、デメリットをまとめました。

当医院では、「健康な歯を削りたくない」という方が多いため、インプラントを選択する方が多いです。ただし、費用対効果をを考えてブリッジを第一選択として考える方もいらっしゃいます。

今回は、インプラントについてお話しします。

初診で来られた患者さんで、「周りの友達にインプラントは良くないと言われた」とおっしゃっている方が多いです。

インプラントにはたくさんの種類があり、インプラントに対する考え方や、治療方法は施術する医師によって変わります。

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当医院の院長は、ジンマー・バイオメット・デンタルの3iインプラントを扱っています。

3iインプラントは世界的にシェアされており、日本でも数多くの医師が扱っています。

インプラント治療を正確に行うことのできる歯科医は、全ての歯科医学を高度にマスターした、優秀な知識と技術を有する歯科医であることが最も重要な要素と言えます。

インプラントには、構造や、性質、素材など多数あり、歯科医師が行う治療法も様々な方法があります。

インプラントの価格がそれぞれの医院で違うのは、それが理由です。

安ければいい、早ければいい、というわけではないということです。

歯周病により、歯を失いインプラントが適応となる症例が大半です。全額的に歯周病の専門治療とインプラントを同時に行う歯科医がインプラントの専門家ということが言えます。

当医院の院長は、海外の学会などでも発表する歯周病の専門医です。さらに、世界トップシェアのインプラントを、30年間取り扱っており、数多くの症例をこなしてきました。高い技術と知識でインプラントを長く使ってもらうために、ベストな治療を提供できるように努めています。

当医院では、無料カウンセリングもございます。ご気軽にご相談ください。https://www.excellent-dental.com/appointment.htm