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2022年12月4日

プラットホーム・スイッチング


みなさんこんにちは!

前回のブログでさぶり歯科のインプラント治療についてお話をしました。

今回は、そもそもインプラントはどんな構造をしているのか?インプラントと骨の関係なども詳しく説明していきます。

インプラントは、一般的に

  • フィクスチャー(人工歯根)
  • アバットメント(上部構造の土台)
  • 上部構造(人工歯冠)

この3つのパーツからできています。

フィクスチャーと呼ばれる歯根の部分とアバットメントと呼ばれる土台の部分が連結している部分を「プラットホーム」といいます。

今日の本題である、プラットホーム・スイッチングとは

フィクスチャーとアバットメントの連結部で、アバットメントの外形がフィクスチャ―より一回り小さくなっている構造のことをいいます。
見た目はプラットホームがくびれているように見えます。

重度の歯周病で歯を支えている周りの骨が十分に場合や、虫歯が大きく残存歯質量が少ない場合、その歯は、抜かなければなりません。抜いた後、歯がないところにインプラントをすることが多いですが、インプラントを埋入するときも、周りで支える骨の量が重要です。

骨が少ないところに、インプラントを埋入しても支える骨が少なく安定しません。よって長期的な予後は望めなくなります。

十分な骨量を確保するために必要なのは、「プラットホーム・スイッチング」です。

インプラントの一次手術(フィクスチャーを埋入する手術)の際に十分な骨量が必要になりますが、埋入すると最初の1年で1~1.5mm骨が下がってしまいます。1年後からは、1年で0.1mmずつ生理的にさがってしまいます。

この骨を下げないために、当医院では、プラットホーム・スイッチングのあるインプラント扱っています。

プラットホーム・スイッチングのインプラントにすることにより、フィクスチャーとアバットメントの連結部分のくびれのところまで骨をつくり、下げにくくします。

なぜ、くびれているだけなのに差がでるのか?

それは、このくびれで噛んだときの振動が吸収され、インプラントと骨に直接的な振動が伝わらないことにより、骨吸収が起きにくくなっています。


また、このくびれ部分が粘膜で覆われるため、歯肉の厚みが増え、その結果、血流量も増えて、細菌に対する粘膜の抵抗力が増えるという利点もあります。

歯肉の厚みも増すので、見た目も美しいインプラントが実現します。

歯肉は年を重ねるごとに生理的に少々下がってしまいます。十分に歯肉があるということは、そういった生理的な歯肉の退縮があっても、対応できます。

また、インプラント治療が完了してもそれで終わりではありません。

インプラントは、ご自身の歯ではないため、生体防御機能(もともと人が持っている病気に対する抵抗力)が失われます。

インプラント周囲炎(インプラントの周りの骨が吸収されること)にならないために、メインテナンスを行い、早期発見・早期治療をしましょう。

同時に、セルフケアも大切です。どれだけメインテナンスに通っていても、普段の歯磨きが十分にできていなければ意味がありません。

セルフケアとプロフェッショナルケアの両方がうまくいかないと完成形を保つことができないのです。

メインテナンスでは、クリーニングと一緒にセルフケアのサポートもしていきます。

当医院ではロンジェビティー(治療の永続性)を目指して治療をしています。

どれだけお費用をかけて治療しても長期的な予後が望めないと治療をした意味がありません。治療して治したものを一生使えるように治療内容はもちろんのこと、治療後も長くサポートしていけるように努めています。

無料カウンセリングをご希望の方は気楽にお電話ください。

メールでも無料カウンセリングのご予約を承っています。→https://www.excellent-dental.com/appointment.htm

2022年12月3日

ソケットプリザベーション


こんにちは!

皆さまはソケットプリザベーションという言葉を聞いたことがありますか?

今回は、インプラント治療をするときや、審美補綴治療(ブリッジ)をするときに大切なソケットプリザベーションについてお話しします。

歯周病や虫歯など何らかの理由で抜歯の診断を受けた歯があります。

インプラントをするにあたってその歯をまず抜かなければなりません。

抜歯をすると、歯があった場所に「穴」があいてしまいます。

抜歯をした周りの骨は、傷口が治るにつれてその周囲の骨が吸収してしまい、痩せて薄くなってしまいます。肉眼で見るとそこだけ凹んだ状態になってしまいます。

欠損補綴をインプラントにする場合、インプラントを埋入したいところに十分に骨がないと、インプラントは埋入することはできません。また、インプラント埋入後もどうしても骨は、吸収してしまうため、骨を足して、十分な骨を獲得し、凹みを防がなければなりません。

ブリッジの場合、骨が少なく凹んだ部分が大きいと、ポンティック(ダミーの歯)を大きくしないといけません。

ポンティックが大きくなると、被せ物と歯肉の境目のラインが他の歯と合わなくなり、見た目が悪くなります。

骨量を十分に確保するためには、骨が痩せて薄くなる前に処置しておく方が負担は少なくてすみます。

当医院では、骨がなくなるのを防ぐために抜いたすぐその抜歯窩に骨補填剤を入れます。

ソケットプリザベーションとは、骨の吸収を防止するために、抜歯をしたその時に、抜歯窩に人工骨や骨補填材などを抜歯窩に入れて、骨の吸収を抑え凹みを予防する治療法のことを言います。

ソケットプリザベーションの術式は以下の通りになります。

①残せなくなった歯を丁寧に抜歯します。

②抜歯窩を清掃します。

③抜歯窩に人工骨や骨補填剤を挿入します。

④吸収性のコラーゲン製の膜を縫い合わせます。

⑤骨が出来てくるまでだいたい3か月待ちます。

骨補填剤を充填する際に当医院ではミノマイシンも一緒に充填しています。ミノマイシンはテトラサイクリン系の抗生物質で細菌のタンパク質合成を阻害して細菌の増殖を抑える働きがあります。抜歯窩に入れることによって細菌に感染することなく治癒できます。

骨補填剤は、顆粒状のものを扱っています。

顆粒状のものは血液の供給がしやすく、その結果骨も作り易くなるという特徴もあります。

骨が出来てくるまで大体3ヶ月かかります。3ヶ月後十分に骨が出来ているかレントゲンやCTで確認してから、インプラントの埋入手術やブリッジの型どりを行っていきます。

当医院では、「ここで治療をしてよかった」と満足してもらえるように質や治療法にこだわりを持って治療をしています。

また、院長は今まで数々の症例をこなしているので、きっと患者様のご希望にそえる治療ができるとおもいます。

インプラント治療をお考えの方、他院で抜歯診断を受けた方は、まず無料カウンセリングにお越しください

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